[カルチャー]真夏の王に おれはなる!

    9日から公開されている東映アニメーションの映画「ONE PIECE STAMPEDE」の大塚隆史監督にインタビューしました。今年の東宝は、渡辺歩監督の「海獣の子供」(6月公開)が海! 湯浅政明監督の「きみと、波にのれたら」(同)が波! 夏の本命というか台風の目の新海監督「天気の子」(7月19日公開)が雨! となぜか「水もの」続き。定番の「青空と入道雲」とは違いますが、ポスタービジュアルはみんな「青」です。

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 6月公開でいちはやく興行収入(performance income)100億円を突破したディズニーの「アラジン」もランプの精ジーニーが真っ青だからやっぱり「青」。興収で追いかける「トイ・ストーリー4」(7月12日公開)のメインビジュアルは夕焼けを見つめるウッディとバズの後ろ姿で、黄昏(たそが)れていく空はオレンジから青へ。まあ「中年の危機」の話(7月15日の本欄「トイ・迷える中年・ストーリー」参照)にふさわしいと言うべきでしょう。

 そんな「青の時代」に対抗すべく、アフリカが舞台の実写版(でいいのかな?)「ライオン・キング」と共に先週末、われらが「ワンピース」が灼熱(しゃくねつ)のノンストップバトルで殴り込みをかけました。しかも人気キャラクター勢ぞろいのオールスター(All star)お祭り映画。「興収100億円をうかがうツワモノがそろい、夏興行もオールスターですね」と水を向けると、大塚監督「映画館が人でにぎわうのはいいこと。何か1本見に来てくれたら『あ、こんな映画もやってるんだ!』と知ってもらえる。どんどん映画館に来てほしいですね」。

 劇場版は「ONE PIECE FILM GOLD」以来3年ぶり。アニメ化から20年の今年、原作者・尾田栄一郎さんの「20周年らしく盛り上げて」という要望に「みんな出てくるものがやりたい」とオールスター映画を提案した東映(&東映アニメーション)はさすが! チャンバラ映画の昔から、仮面ライダー(Kamen Rider)、スーパー戦隊(Super squadron)、プリキュア(Pretty Cure)と――。

 大塚監督「そうですね、『全員集合!』が大好きな会社ですから。ただお話作りには苦労しました。原作は93巻もあって、アニメも20年。設定は広がりキャラも増え、歴史があってファン層もいろいろです。今回は、ここのところの劇場版3作とは違う趣向にして、設定などにそんなに詳しくなくても、古いファンでも新しいファンでも、『ワンピース』の世界観を思い切り楽しめるものを目指しました。そんなお祭り映画になったと思います。たくさんいるキャラクターの中から、誰を出して、誰と誰を闘わせて、とアイデアを練るのはワクワクする作業でしたね」

 物語の舞台は、世界中の海賊を招いて「海賊万博」を開催中の島。「お祭り映画」を作るには劇中でお祭りを開けばいい、というワケですな。目玉企画である海賊王ロジャーの残したお宝の争奪戦が始まるや、ロジャー海賊団の生き残りバレットが出現! 主人公ルフィらに襲いかかります。海軍も参戦し、島は壮絶なバトルロイヤル状態に。バレットの野望と強大な力を前に、ついに海軍は総戦力による一斉無差別攻撃「バスターコール」を発令する!

 

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